秋も深まり、そろそろ冬の兆しが感じられる寒さに震える今日この頃。
季節も合ってきたので、以前買ったオールスエード素材のスタンスミスを気に入ってよく履いています。
しかし、長く履いているうちに毛流れが乱れてきて、また突然の雨に襲われて濡らしてしまったりしていました。
そのまま放っておくのはもったいないと思い、スエードに合わせた手入れをしてみました。
ビフォアフ。こんな感じで毛羽立ちと汚れがかなり改善されます。
見栄えもよくなり、靴自体が長持ちするのでたまには手入れしておくのがおすすめです。今回はスエードの特徴と手入れの手順についてまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
そもそもスウェード(スエード)とは?
「スエード」 よく耳にしますが、そもそもどんな素材なのでしょうか?
スエードとは、子羊や子牛の革の裏側を起毛させた素材のことです。手触りの柔らかさが特徴で、毛足が短くて柔らかいほど高級品とされています。
独特の光沢感があって、柔らかい印象を与えてくれますよね。
ちなみに、「スエード」の語源は「スウェーデン」からきています。もともとはスウェーデン製の手袋で使われた加工技法が元になっていることから、この由来ができたそうです。
スエード素材を扱う上での注意点
スエードは一般的に水に弱いとされ、雨の日に履くのは極力避けるように推奨されています。
靴の種類によっても程度の差はありますが、やはり、濡れることで
- シミができる
- 色落ちする
- 毛が寝てしまう
などのダメージが生じやすく、注意したいところです。
スエード靴(スニーカー)のお手入れ
用意するもの
- スエード用ブラシ
- スエード用クリーナー
- 栄養、防水効果のあるスプレー
- 補色リキッド(今回僕は使ってません)
- 布きれ
補色リキッドは、靴が色落ちしている時に仕上げとして色を入れるためのリキッドです。今回はそこまで色落ちが見られなかったことと、靴にぴったりのカラーが見つからなかったので使いませんでした。
1.靴ひもを外す
まずは靴ひもを外しましょう。紐自体が汚れている場合は、洗剤などで洗うと綺麗になります(紐の素材によっては洗剤や水洗い等しても大丈夫か注意)。
地味に後で通す時にわからなくなったりするので、写真でも撮って紐がどんな通し方をされているのか忘れないようにしておきましょう。
2.ブラッシング
定期的にやっておきたいブラッシング、目的としては
- 表面のほこりや汚れを落とす
- 毛並みを整える
この二つが挙げられます。
スエード専用のブラシを使い、毛の流れに逆らうように一度ブラッシング、その後毛の流れに沿って何度かブラッシングしましょう。
ちなみにこのブラシは表裏で異なる種類になっていて、軽いブラッシングにはゴムでできたブラシの側を、固まった毛先をほぐす時などは金属でできたブラシの側を使うと良いようです。
今回は固まるほど毛先が詰まった箇所はなかったので、ゴムの側で十分でした。
3.クリーナーで汚れを落とす
次に、スプレータイプのクリーナー(汚れ落とし)と布切れを使って汚れを落します。
汚れを落とした箇所にスプレーをかけた後、
乾いた布で拭き取ります。一度ではなかなか綺麗にならないので、何度か繰り返します。
こんなちょっとした汚れ部分も、
2、3回拭くとだいたい綺麗になります。
ここがちょっとだけ面倒ですが、大事なところなので丁寧に手入れしましょう。
4.スプレーで革の栄養補給&防水
ほとんど仕上げです。革の栄養補給&防水効果を兼ねる優れもののスエード専用スプレーを吹きかけます。(必ず外でやりましょう!)
50cmほど離したところから、素早く全体に3回くらい吹きかけます。
そして30分ほど外で乾かします。
今回の手入れはこれで完了!
5.補色リキッドで仕上げ(補足)
このスニーカーは独特な色合いのため、なかなかぴったりのカラーが見つからなかったんですが、スエードようの補色リキッドというケア用品もあります。
スエード製品は長く使っていると色あせが起きがち。そんな時、塗りこむことで発色を復活させてくれるのが補色リキッドです。
ブラック、グレー、ブラウンなど基本的な色は揃っている上に、保革効果も兼ね備えているので色落ちに悩んでいる人にはおすすめ。一番最後の仕上げに使いましょう。
まとめ
以上、スエード靴の手入れについてまとめてみました!
こういった、身の回りの品をメンテナンスする作業は少し面倒ですが実際やってみると心が落ち着くような気がします。掃除とか皿洗いすると意外とすっきりするような感じかな。
なんにせよ、せっかくそこそこのお金出して買った靴は長く履けたほうがいいに決まってるのでみなさんもぜひやってみてくださいな。