1か月ほど前に購入した、ドクターマーチンの3ホール。
最初は硬さがあって足になれず大変でしたが、履くことで徐々に足に馴染んできて、最近はよく履く靴のルーティーンの中に入るようになりました。
するとここいらでやっておきたくなるのが、靴のお手入れ。
せっかくの革靴、しっかりメンテナンスをして長くきれいに履いていきたいですよね。ということでやってみました。
一連の手入れをする前と後の写真を比べてみると、違いは一目瞭然。そしてこの手入れは、見た目を良くするだけでなく革に栄養を補給してモノ自体を長持ちさせることにもつながります。
大まかな手順を先に説明すると、
- ブラッシング
- リムーバーで汚れ落し
- 革クリームで栄養補給
- ポリッシュでツヤ出し
という作業になります。やり方や使う道具をまとめてみたので良かったら参考にしてみてください。
目次
用意するもの
基本用具はこの5つ。すべてAmazonで揃えました。
- 靴用の馬毛ブラシ
- 汚れを落とすためのリムーバー
- 革に栄養を与える乳化性クリーム
- ツヤ出しのために油性ワックス(ポリッシュ)
- 防水スプレー
この他に、リムーバーやクリームを塗るために古布を使います。
Dr.Martens(スムースレザー)のお手入れ
1,靴紐を外す
これから靴を手入れしていく上で邪魔になるので、靴紐を外します。(後で戻せるように、通し方を見ておきましょう)
また、インソールも入れている方は抜いた方がいいかと思います。
ブラッシング
靴用の馬毛ブラシで表面のホコリを軽く落とします。
簡単なのでなるべく普段からやっておきましょう。僕は一度履いたらやるようにしています。
リムーバーで汚れを落とす
大定番のステインリムーバーを使って汚れを落とします。リムーバーとは、表面の汚れや古いクリームを落とすために用いる液体のこと。
これを古い布などに少量浸み込ませ、靴の表面をやさしくこすります。専用の布なども売られていますが、無理に買う必要はないでしょう。僕は着なくなったユニクロのTシャツを切って使いました。
靴クリームを塗布
さてここからは、革に栄養を与えるための乳化性クリームを塗っていきます。
今回使ったクリームは、こちらのデリケートクリーム。このクリームは特に革への保湿効果が高い分、ツヤはあまり出ません。
そのため、この後さらに油性のワックス(ポリッシュ)を使ってツヤ出しをしていく手順になるのですが、「そんな二度手間めんどくさい!」という人は最初からツヤの出るクリームを使えばそれだけでも十分です。候補を下に貼っておくので見てみてください。
さてこのクリームの塗り方ですが、先ほどのリムーバーの時と同じように古布を使ってもOKです。ただ今回は手を汚さず均等にクリームを伸ばしやすいペネトレイトブラシを使っています。
塗り終わったら、クリームを浸透させるために次のブラッシングまで30分程度待ちましょう。
↓クリームだけで済ますなら例えばこれ。色は透明か、靴と同じ色を選びます。
再びブラッシング
クリームを補給して30分経ったら、三度目の正直ならぬ二度目のブラッシング。このブラッシングの意味としては、ムダなクリームを落としてムラをなくし、ツヤを出すなどがあります。
油性ワックス(ポリッシュ)でツヤ出し
いよいよ仕上げにかかっていきます。
油性ワックス(ポリッシュ)を使ってツヤ出しをします。いわゆる”靴磨き”のところですね。
蓋を開けるとこんな感じ。
これを、リムーバーの時と同じように古布などにつけて靴を磨いていきます。つま先を中心に少しずつ、薄く薄く円を描くように伸ばしていくのがポイントです。べっとりつけたりしてはいけません。
ワックスを塗っている途中の写真。左はすでに磨き始めていて右はまだ磨いていない状態なのですが、左のほうが少しテカっているのがわかるでしょうか。分かりづらいかな〜。肉眼で見るともっと違うんですけどね。
右をちょっとやったら左をやって、左をちょっとやったら右をやって、というふうに少しずつ右左の二足を磨いていき、最終的に双方が同じくらいの仕上がりになるのが理想です。
そして最終的にはこんな仕上がりになりました。輝いている・・。
ポリッシュも靴と同じ色を選びましょう。
最後に防水スプレー
ポリッシュやクリームにも防水性があるので必須というわけではありませんが、靴を汚れにくくするために防水スプレーをひと吹きしておくのがオススメです。
ただし必ず屋外で使用してくださいね。
まとめ
以上、ドクターマーチン(というかスムースレザーの革靴全般)をお手入れする手順をまとめてみました。
割と手間がかかるように見えますが、実際は一つ一つの工程が短いのでそれほど時間はかかりません。
普段は履いた後ブラッシングだけかけて、月に一度くらいのペースで上記の手入れをしていけば、革靴はずっと長くきれいに履くことができます。
あ、ダメ押しで普段のブラッシングに合わせて消臭抗菌スプレーもかけておけば完璧。
ピカピカになった靴を見るのは楽しいですし、ぜひ皆さんもやってみてください。